東京ルミナスピラー
パァン!
という、弾けるような音が辺りに響いて、俺は道路脇まで吹っ飛ばされた。
武器での攻撃ではない。
けれど、とてもそうとは思えないくらいの強烈な一撃。
それもそのはず、慌てて身体を起こした俺の鼻は今の攻撃で粉砕されていて、呼吸もままならなくなっていたのだから。
攻撃を受け止められた結城さんも、次の瞬間にはまた防御に徹していて、さっきよりも大きく後ろに仰け反っている。
よく見れば……日本刀が折れている!?
まさか、さっきのタケさんの攻撃で折れたのか!?
だとすればまずい。
レベルが半分になって、まともに戦える相手じゃないだろ!
慌ててPBSを開き、回復をした俺は、大きく鼻から空気を吸った。
脳に酸素が行き渡るのが実感出来る。
「結城さん! 退いてください!」
そう叫びながらタケさんに飛び掛かったが、タケさんは結城さんに牽制の一撃を入れると同時にPBSを開き回復をすると、再生したばかりの右手で俺の攻撃を受け止めたのだ。
この人……本当に人間かよ!
化け物なんじゃないのかと、心が折れそうになった時、微かに日本刀に違和感があったのを、俺の手が感じ取った。
ピシッという、何かにヒビでも入ったかのような音だ。