30歳のクリスマスソング
       ーーえ?うそ…
        ーーまじ?


すぐそばにあったアイツの顔を見ると平然と鼻をほじっていた。


「鍵閉められたっぽいけど…どうすんの?」


    考えているふりをするだけで
     絶対に考えてそうな気配は
       微塵(みじん)も感じない男。


「そうね…このままここで凍死?」
「こんな時にふざけないでよ!」
「…」
「ねえ!どうすんの!」


アタシがこれだけ焦ってるってのに知らん顔の能天気な男を(にら)む。


「ほら…立って」
「でも…鍵」
「いいから!俺に任せとけって」


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