無口な彼の熾烈な想い
ここで先ほど立ち上がったフラグの回収なるか?
ツンツン傷心ワンコイケメン攻略ルートなら間違いなく゛お礼にと絢斗を部屋に上げる゛の一択だろう。
だが、リアルの世界では、選択ミスが鈴の貞操の危機に繋がる。
しかし、硬派で女嫌い?の絢斗のことである。
鈴の家に上がったとて、間違いは起こさないだろう、と鈴は酔った頭で考えた。
「あの、外は寒いですし、送って頂いたお礼に紅茶でも飲んで行きませんか?」
緊張からか敬語に戻ってしまった鈴は、涙目で戸惑いながら絢斗を見上げて呟いた。
てっきり断られるだろうと思っていた鈴の予想はあっさり裏切られ、
「ありがとう。お言葉に甘えて」
という絢斗の言葉に戸惑いを更に深めてしまった。
鈴を支えて部屋内にエスコートする絢斗の左手には、店を出るときにはなかったコンビニの袋がぶら下がっている。
酔って冷静さを失っていた鈴は、そんな風に目に見える変化すらも見逃し、自ら逃げ場を失っていくことに気付かないのであった。
ツンツン傷心ワンコイケメン攻略ルートなら間違いなく゛お礼にと絢斗を部屋に上げる゛の一択だろう。
だが、リアルの世界では、選択ミスが鈴の貞操の危機に繋がる。
しかし、硬派で女嫌い?の絢斗のことである。
鈴の家に上がったとて、間違いは起こさないだろう、と鈴は酔った頭で考えた。
「あの、外は寒いですし、送って頂いたお礼に紅茶でも飲んで行きませんか?」
緊張からか敬語に戻ってしまった鈴は、涙目で戸惑いながら絢斗を見上げて呟いた。
てっきり断られるだろうと思っていた鈴の予想はあっさり裏切られ、
「ありがとう。お言葉に甘えて」
という絢斗の言葉に戸惑いを更に深めてしまった。
鈴を支えて部屋内にエスコートする絢斗の左手には、店を出るときにはなかったコンビニの袋がぶら下がっている。
酔って冷静さを失っていた鈴は、そんな風に目に見える変化すらも見逃し、自ら逃げ場を失っていくことに気付かないのであった。