離婚するはずだったのに、ホテル王は剥き出しの愛妻欲で攻めたてる
「ぜひよろしくお願いします」

 そう言うと、高城は「こちらこそ」と告げた。

 酔っ払いの男性に絡まれたときはどうしようと思ったけれど、そのおかげでまさかこんなに順調に計画が進むなんて。

 誘い方も慣れているような気がしたし、この男、もしかすると普段から女性と遊んでいるのかも。なんにしてもこのチャンスは必ず活かしたい。

 男に差し出された手を取った私は、それを強く握り返した。
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