これを愛というのなら
「料理長…首のそれ。倉本さんですか?」
コック服の第2ボタンまで外すと、はっきりとわかる紅い跡。
それを、坂口が突っ込んできて。
「梓以外に、誰がつけるんだよ」
「相変わらず仲が良いですね」
でも、倉本さんを泣かすような事があったら、
「奪いますからね」
入る隙間なんてなかったって言っときながら、まだ諦めてねぇのか。
ったく……しぶといな、なかなか。
「梓は、いい女だもんな。諦められない男の一人や二人、居てもおかしくない。いつでもかかって来いよ」
「わかりました。その時は遠慮なく」
「そんな時はねぇから、お前も早く梓のような、いい女を見つけろ」
「わかってますよ」
「わかってんなら、そのうち見つかるだろ。ほらっ、早く仕事しろ!俺に認められたいんだろ?」
「はい!料理長のような人になりたいんです!」
「だったら。今日、自分に割り振られた仕事、さっさとやれ!わかったら、返事は?」
はいっ!と、元気よく返事をした坂口。
全く、面倒くさいくらい手がかかる。
だけどな。
お前には料理人としての素質があると俺は、思ってる。
早く追い付いてこい。
そして、いつか俺を越えるくらいの料理人になれ。
これを伝えるのは、俺が梓にプロポーズした時だな。
もう、その時。
俺は、お前の面倒は見てやれないから。
俺も、早く終わらせて。
細々したことは、真壁に押し付けて。
梓の所に、少しでも早く行ってやらねぇとな。
それから、仕事を終わらせて。
真壁に押し付けて。
着替えを済ませて、更衣室を出た所で。
「料理長!今から、行くの?」
南の女にしては低い、よく通る声に捕まった。
鞄を持って、陽介の車の鍵を持っているから。
「あぁ。南も行くのか?」
「行くよ。陽介さんに、梓と料理長が心配だから、俺の代わりに行ってくれって頼まれた。それと、講師の人の事も聞いた」
過保護だな……陽介も。
南も、梓が心配だから行ってくれるんだろう。
「それなら、一緒に行くか?陽介に鍵、返して来い」
じゃあ、遠慮なく。
駐車場で待ってる。
コック服の第2ボタンまで外すと、はっきりとわかる紅い跡。
それを、坂口が突っ込んできて。
「梓以外に、誰がつけるんだよ」
「相変わらず仲が良いですね」
でも、倉本さんを泣かすような事があったら、
「奪いますからね」
入る隙間なんてなかったって言っときながら、まだ諦めてねぇのか。
ったく……しぶといな、なかなか。
「梓は、いい女だもんな。諦められない男の一人や二人、居てもおかしくない。いつでもかかって来いよ」
「わかりました。その時は遠慮なく」
「そんな時はねぇから、お前も早く梓のような、いい女を見つけろ」
「わかってますよ」
「わかってんなら、そのうち見つかるだろ。ほらっ、早く仕事しろ!俺に認められたいんだろ?」
「はい!料理長のような人になりたいんです!」
「だったら。今日、自分に割り振られた仕事、さっさとやれ!わかったら、返事は?」
はいっ!と、元気よく返事をした坂口。
全く、面倒くさいくらい手がかかる。
だけどな。
お前には料理人としての素質があると俺は、思ってる。
早く追い付いてこい。
そして、いつか俺を越えるくらいの料理人になれ。
これを伝えるのは、俺が梓にプロポーズした時だな。
もう、その時。
俺は、お前の面倒は見てやれないから。
俺も、早く終わらせて。
細々したことは、真壁に押し付けて。
梓の所に、少しでも早く行ってやらねぇとな。
それから、仕事を終わらせて。
真壁に押し付けて。
着替えを済ませて、更衣室を出た所で。
「料理長!今から、行くの?」
南の女にしては低い、よく通る声に捕まった。
鞄を持って、陽介の車の鍵を持っているから。
「あぁ。南も行くのか?」
「行くよ。陽介さんに、梓と料理長が心配だから、俺の代わりに行ってくれって頼まれた。それと、講師の人の事も聞いた」
過保護だな……陽介も。
南も、梓が心配だから行ってくれるんだろう。
「それなら、一緒に行くか?陽介に鍵、返して来い」
じゃあ、遠慮なく。
駐車場で待ってる。