異世界転生したから、楽しくスローライフを送りたい!!
初めての冬、家族と過ごす穏やかな日々

そうして、初めての雪が領地に降り出したころ王都の騎士学校からお兄様達が再び帰ってきた。

それには、カインお兄様の卒業の式典に参加しに行ったお母様も一緒に帰ってきた。

今回は馬車に、大きな荷物をたくさん積んでの帰還だ。
なにせ、三年過ごした王都の寮からカインお兄様の荷物を持ち帰ったからだ。

しかし、それにしては何やら新しい箱がいくつも見られる。

「おかえりなさい、お母様、お兄様」

お父様と迎えに出ると、兄二人とお母様が笑顔で馬車から降りてきた。

「ただいま。さぁ、シェーナにお土産が沢山あるよ!」

セインお兄様が楽しそうに言う、その視線の先は先ほど見つけた新しそうな箱たちだ。

「やはり、王都は流行の最先端だね。可愛いものが沢山あって、選びきれずに買ってきてしまったよ」

男前に、すごいことを言うのはお母様だ。
そんなお母様にカインお兄様も同意の様でニコニコと言う。

「どれもシェーナに似合うと思うと、買わないということが出来ずにこんな量になってしまったよ」

見えていた箱の奥にも、まだまだ新しい箱が続いていた。

「どれだけ買ったんですか? てっきりカインお兄様の荷物だと思ってましたのに」

私の言葉にカインお兄様はにこやかに言った。

「俺の荷物はセインがまだ在学中だし、必要そうなものは置いてきたからそんなに持ち帰るものがなかったんだよ」

そしてその通りに、カインお兄様の荷物はなんと箱二つで済んだらしい。
残りはみんなお土産だというから、私はどうしたらいいのか分からないけれど、まずいうのはこの言葉だろう。

「お母様、お兄様。沢山ありがとうございます。 でも、買いすぎでは?」

私の後半には、お兄様もお母様もにこやかに言った。


「だって、女の子の服は可愛いものが多くて選びきれなかったんだ。お父様も、好きに買ってきなさいって言ってくれたしね」

そうやら、お父様の公認のお土産てんこ盛りだったようです。

「我が家の初めての女の子だからね。みんな選ぶのが楽しくて仕方なかったんだよ」

みんな楽しそうだから、いいのかな?
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