時空とか次元如きが私とレイきゅんの邪魔をしようなど……笑止!!
「ああ、レイ素敵!! 制服姿が素敵すぎるわ!! あああ、生きててよかった!!」
私は現在、大興奮している。というのも、目の前に制服姿のレイきゅんがいるからである。白い制服が凄い似合っている。ああ、私が前世で見ていたゲームのレイのまま!! 見た目はもちろん、その時のようになっているけれど、中身はもっと素敵なのよねー。
前世のゲームだけの情報だと知ることが出来なかったレイきゅんの性格を全て熟知出来ているなんてすばらしいわよね。まあ、私が関与したから、レイきゅんの過去も変わっているし、ゲームのレイきゅんとはまた違う成長の仕方をしているのだけど、でもとても素敵なのよ。
私は元々ゲームのレイきゅんに心底惚れていたわけなのだけど、こうして現実でレイきゅんに出会って、レイきゅんと過ごすことが出来て、私は今、目の前にいるレイきゅんに恋している。目の前のレイきゅんが愛しいと、愛しているとそう思ってならない。
ああ、もうレイきゅんを見られるだけで本当にいきててよかった。神様ありがとう!! そしてよく頑張った私!! 時空をまたぐことが出来たのは私が頑張ったからだもんね!!
「いいすぎだよ。フェルチア。フェルチアも似合ってるよ」
「ああああああ!!」
「……フェルチア、ちょっと黙ろうね?」
「うん。黙る」
あああ、可愛い。可愛い。黙ろうねっていって、しーって人差し指を口にやるレイきゅんが超絶可愛い。というか私の言葉にちょっと嬉しそうな仕草も可愛い。レイきゅんは相変わらず、何とも言えない表情を浮かべている時はあるけれど。
レイきゅんがどういうことを考えているかも分からなくて、そのあたりが悲しいんだよね。でも私とレイきゅんは、幾ら私がレイきゅんを愛していたとしても、別人だからそうやって分からないことは少なからずあるものなんだよね。
それは仕方がない事なんだ。
「レイ、一緒に学園行きましょ! レイ、一緒のクラスだといいね!」
「ほぼそれは確定だろう」
「え? レイきゅん、エスパーなの?」
「……いや、フェルチアは僕と一緒じゃないと、暴れそうだからでしょ」
「えー。そりゃレイと一緒だと至福だし、それにこしたことはないけれど別にレイと一緒じゃなかったとしても暴れたりはしないよ?」
なんだか領主たちが気をまわしたみたいだね。まぁ、レイきゅんと同じクラスだと幾らでもレイきゅんのことを見ていられるし、全然嬉しいんだけど。
ああ、でも学園に入ったらヒロインが現れるんだよね。現れたらレイきゅんがその子と仲良くなったり、恋愛しようとしたりするんだろうか。それは嫌だな。私はレイきゅんが大好きで、レイきゅんの事を愛している。推しだからこそレイきゅんを誰よりも幸せにしたいと思っているけれど、レイきゅんが誰かと恋をするのは嫌だと思う。そんな我儘なことを考えている私は、昔から散々レイきゅんに好きだとかは告げているけれど、レイきゅんがそういう思いを返してくれる気配は今の所ない。
ああ、レイきゅん、私のことを好きになってくれなくてもいいから、誰とも恋をしないで! でもレイきゅんには幸せになってほしいし。私はどうしたらいいのだろうか。精神年齢だけは高いはずなのに、レイきゅんの事が大好きすぎてそう言う気持ちを抱いてしまう。
うん、でもそうなった時はそうなった時だよね!! レイきゅんを私は幸せにすると決めているんだから。
「ふふ、レイ。私はレイのことを絶対に幸せにするからね!!」
「……はいはい。いいからいくよ」
「うん!!」
ああ、レイきゅんがこうして此処にいてくれること、一緒に学園に通えること、レイきゅんの健やかな学園生活を見届けられること――私にとってどうしようもないほど幸せなことなんだ。
レイきゅんとの学園生活。他の攻略対象達も通うし、ヒロインも出てくるけれど、私が絶対にレイきゅんのことを幸せにする。幸せにするだけじゃなくて、幸せであり続けられるように、私は努力するんだ。
私は現在、大興奮している。というのも、目の前に制服姿のレイきゅんがいるからである。白い制服が凄い似合っている。ああ、私が前世で見ていたゲームのレイのまま!! 見た目はもちろん、その時のようになっているけれど、中身はもっと素敵なのよねー。
前世のゲームだけの情報だと知ることが出来なかったレイきゅんの性格を全て熟知出来ているなんてすばらしいわよね。まあ、私が関与したから、レイきゅんの過去も変わっているし、ゲームのレイきゅんとはまた違う成長の仕方をしているのだけど、でもとても素敵なのよ。
私は元々ゲームのレイきゅんに心底惚れていたわけなのだけど、こうして現実でレイきゅんに出会って、レイきゅんと過ごすことが出来て、私は今、目の前にいるレイきゅんに恋している。目の前のレイきゅんが愛しいと、愛しているとそう思ってならない。
ああ、もうレイきゅんを見られるだけで本当にいきててよかった。神様ありがとう!! そしてよく頑張った私!! 時空をまたぐことが出来たのは私が頑張ったからだもんね!!
「いいすぎだよ。フェルチア。フェルチアも似合ってるよ」
「ああああああ!!」
「……フェルチア、ちょっと黙ろうね?」
「うん。黙る」
あああ、可愛い。可愛い。黙ろうねっていって、しーって人差し指を口にやるレイきゅんが超絶可愛い。というか私の言葉にちょっと嬉しそうな仕草も可愛い。レイきゅんは相変わらず、何とも言えない表情を浮かべている時はあるけれど。
レイきゅんがどういうことを考えているかも分からなくて、そのあたりが悲しいんだよね。でも私とレイきゅんは、幾ら私がレイきゅんを愛していたとしても、別人だからそうやって分からないことは少なからずあるものなんだよね。
それは仕方がない事なんだ。
「レイ、一緒に学園行きましょ! レイ、一緒のクラスだといいね!」
「ほぼそれは確定だろう」
「え? レイきゅん、エスパーなの?」
「……いや、フェルチアは僕と一緒じゃないと、暴れそうだからでしょ」
「えー。そりゃレイと一緒だと至福だし、それにこしたことはないけれど別にレイと一緒じゃなかったとしても暴れたりはしないよ?」
なんだか領主たちが気をまわしたみたいだね。まぁ、レイきゅんと同じクラスだと幾らでもレイきゅんのことを見ていられるし、全然嬉しいんだけど。
ああ、でも学園に入ったらヒロインが現れるんだよね。現れたらレイきゅんがその子と仲良くなったり、恋愛しようとしたりするんだろうか。それは嫌だな。私はレイきゅんが大好きで、レイきゅんの事を愛している。推しだからこそレイきゅんを誰よりも幸せにしたいと思っているけれど、レイきゅんが誰かと恋をするのは嫌だと思う。そんな我儘なことを考えている私は、昔から散々レイきゅんに好きだとかは告げているけれど、レイきゅんがそういう思いを返してくれる気配は今の所ない。
ああ、レイきゅん、私のことを好きになってくれなくてもいいから、誰とも恋をしないで! でもレイきゅんには幸せになってほしいし。私はどうしたらいいのだろうか。精神年齢だけは高いはずなのに、レイきゅんの事が大好きすぎてそう言う気持ちを抱いてしまう。
うん、でもそうなった時はそうなった時だよね!! レイきゅんを私は幸せにすると決めているんだから。
「ふふ、レイ。私はレイのことを絶対に幸せにするからね!!」
「……はいはい。いいからいくよ」
「うん!!」
ああ、レイきゅんがこうして此処にいてくれること、一緒に学園に通えること、レイきゅんの健やかな学園生活を見届けられること――私にとってどうしようもないほど幸せなことなんだ。
レイきゅんとの学園生活。他の攻略対象達も通うし、ヒロインも出てくるけれど、私が絶対にレイきゅんのことを幸せにする。幸せにするだけじゃなくて、幸せであり続けられるように、私は努力するんだ。