時空とか次元如きが私とレイきゅんの邪魔をしようなど……笑止!!
「レイ、おはよう!!」
「おはよう、フェルチア」
はぁああああ、私の推しが尊い。可愛い。愛おしい。幾らでも鼻血が出せそう。
無事に推しと出会うことが出来、そしてレイきゅんの家に住まえるという素晴らしい状況に、私は大変に興奮している。
それにしてもレイきゅん、可愛くない?
そもそも見ず知らずの、明らかに不審な私のことを受け入れて、一緒に住もうなんて言ってくれるなんて可愛すぎない? 可愛いし、優しいし、天使? いや、もうまさしく天使だよね??
それにしても推しの声におはようって挨拶してもらえて、私の名前を推しが呼んでくれるなんて、本当になんて素晴らしいの!! それにしてもこれだけ可愛いレイきゅんが悪役として倒されるなんて私には許せない。
私はレイきゅんのためにも、――ううん、私がレイきゅんを幸せにしたいから、私は頑張るの!!
なんて気合を入れていたら、
「フェルチア、どうしたの? ぼーっとしているけど。何か考え事?」
なんてレイきゅんが心配そうに聞いてくる。
その黄色い目が私の事を見つめているというだけで私はもう、生きててよかった!! とそんな気持ちで一杯である。
「レイ、可愛い。大好き!! 私がレイを全身全霊で、私のすべてをかけて幸せにするからね!!」
「……うん。いつも通りだね。フェルチア、朝ごはん食べようか」
「うん!!」
私に呆れたような視線を向けて。ちょっと冷たいレイきゅんも素敵。可愛い。寧ろどんな表情でもレイきゅんから向けられるものなら、私にとってのご褒美だよ!! ありがとうございます!!
私とレイきゅんの二人暮らしは、概ね平和である。
相変わらずレイきゅんのことをこそこそとした目で見てくる人はいるけれど、レイきゅんに手を出してくる人々はいなくなった。というのも手を出してくる存在を私がひたすら追い詰めたからというのもあるけどね! だってレイきゅんに手を出すなんて許せないもの。
やりすぎそうになってレイきゅんに止められるまでがデフォルト!!
そうすることでこの村のレイきゅんへの感情も変わってきているの。私がやらかせばやらかすほどレイきゅんへの忌避感が減っていく!! ならば私は幾らでも目立つよ!!
「レイ、ご飯美味しいね」
「うん。フェルチアが魔物を狩ってきてくれるからだね。ありがとう」
「ふふ、お礼はいいよ。私がやりたくてやっているから!」
「それに村の人たちにも魔物をあげてるし」
「私はこの村の人たちと敵対したいわけではないからね! ただレイを幸せにしたいだけだから」
レイきゅんと一緒に朝食を食べながらそんな会話を交わす。
この村は辺境の村で、ご飯はそこまで高価なものはない。豊かな村でもない。だけど最近魔物のお肉がよく食卓に並ぶ。その原因は何故でしょう? それは私が魔物を狩って卸しているからだよ!! ちなみに無条件ではないよ! レイきゅんと私を受け入れてもらうためっていう打算的な意見もあるの。
だってレイきゅんが闇落ちしちゃうのって、この幼少期の経験もあるはずだから。私はレイきゅんを幸せにしたいの。その幸せにしたいは、結果的に幸せになればいいってわけではないの。
私は私が出会ったレイきゅんを、いつでもずっと、永久的に幸せにしてあげたいの。
だからこそ私はこうして特に興味もない村人たちと少しは距離を縮めようとしているのよ。私が魔法もバンバン使うから、怯えられてはいる。でも力を隠す気はない。でもまぁ、私がレイきゅんに手を出さなければ手出しはしないっていうのは分かっているみたいだから、結構大人たちも大人しいけどね。
本能的に私と敵対しない方がいいって思っているみたいだよ。
「……本当にフェルチアは不思議だよね。それでいてちょっと怖い」
「むー。私はレイとは絶対に敵対しないよ。レイのことは私が命に代えても守るからね?」
なんというかね、結構私、怖がられているんだよね。村人たちに怖がられているのはいいのだけど、レイきゅんの周りにいるらしい闇の精霊にも怖がられているのはちょっと悲しい。
私は自力で精霊を見る力はないんだよね。感知ぐらいなら頑張れば出来るけど。闇の精霊は私を怖がって私の前に出ない。というか、レイきゅんがいうにはちょっと離れた位置にいるらしい。
あとね、闇の精霊がいれば、レイきゅんは仕返しする事も出来たけれど、レイきゅんは優しいからそんなことはしなかったみたい。ああ、もう優しいレイきゅんは本当に天使。
「おはよう、フェルチア」
はぁああああ、私の推しが尊い。可愛い。愛おしい。幾らでも鼻血が出せそう。
無事に推しと出会うことが出来、そしてレイきゅんの家に住まえるという素晴らしい状況に、私は大変に興奮している。
それにしてもレイきゅん、可愛くない?
そもそも見ず知らずの、明らかに不審な私のことを受け入れて、一緒に住もうなんて言ってくれるなんて可愛すぎない? 可愛いし、優しいし、天使? いや、もうまさしく天使だよね??
それにしても推しの声におはようって挨拶してもらえて、私の名前を推しが呼んでくれるなんて、本当になんて素晴らしいの!! それにしてもこれだけ可愛いレイきゅんが悪役として倒されるなんて私には許せない。
私はレイきゅんのためにも、――ううん、私がレイきゅんを幸せにしたいから、私は頑張るの!!
なんて気合を入れていたら、
「フェルチア、どうしたの? ぼーっとしているけど。何か考え事?」
なんてレイきゅんが心配そうに聞いてくる。
その黄色い目が私の事を見つめているというだけで私はもう、生きててよかった!! とそんな気持ちで一杯である。
「レイ、可愛い。大好き!! 私がレイを全身全霊で、私のすべてをかけて幸せにするからね!!」
「……うん。いつも通りだね。フェルチア、朝ごはん食べようか」
「うん!!」
私に呆れたような視線を向けて。ちょっと冷たいレイきゅんも素敵。可愛い。寧ろどんな表情でもレイきゅんから向けられるものなら、私にとってのご褒美だよ!! ありがとうございます!!
私とレイきゅんの二人暮らしは、概ね平和である。
相変わらずレイきゅんのことをこそこそとした目で見てくる人はいるけれど、レイきゅんに手を出してくる人々はいなくなった。というのも手を出してくる存在を私がひたすら追い詰めたからというのもあるけどね! だってレイきゅんに手を出すなんて許せないもの。
やりすぎそうになってレイきゅんに止められるまでがデフォルト!!
そうすることでこの村のレイきゅんへの感情も変わってきているの。私がやらかせばやらかすほどレイきゅんへの忌避感が減っていく!! ならば私は幾らでも目立つよ!!
「レイ、ご飯美味しいね」
「うん。フェルチアが魔物を狩ってきてくれるからだね。ありがとう」
「ふふ、お礼はいいよ。私がやりたくてやっているから!」
「それに村の人たちにも魔物をあげてるし」
「私はこの村の人たちと敵対したいわけではないからね! ただレイを幸せにしたいだけだから」
レイきゅんと一緒に朝食を食べながらそんな会話を交わす。
この村は辺境の村で、ご飯はそこまで高価なものはない。豊かな村でもない。だけど最近魔物のお肉がよく食卓に並ぶ。その原因は何故でしょう? それは私が魔物を狩って卸しているからだよ!! ちなみに無条件ではないよ! レイきゅんと私を受け入れてもらうためっていう打算的な意見もあるの。
だってレイきゅんが闇落ちしちゃうのって、この幼少期の経験もあるはずだから。私はレイきゅんを幸せにしたいの。その幸せにしたいは、結果的に幸せになればいいってわけではないの。
私は私が出会ったレイきゅんを、いつでもずっと、永久的に幸せにしてあげたいの。
だからこそ私はこうして特に興味もない村人たちと少しは距離を縮めようとしているのよ。私が魔法もバンバン使うから、怯えられてはいる。でも力を隠す気はない。でもまぁ、私がレイきゅんに手を出さなければ手出しはしないっていうのは分かっているみたいだから、結構大人たちも大人しいけどね。
本能的に私と敵対しない方がいいって思っているみたいだよ。
「……本当にフェルチアは不思議だよね。それでいてちょっと怖い」
「むー。私はレイとは絶対に敵対しないよ。レイのことは私が命に代えても守るからね?」
なんというかね、結構私、怖がられているんだよね。村人たちに怖がられているのはいいのだけど、レイきゅんの周りにいるらしい闇の精霊にも怖がられているのはちょっと悲しい。
私は自力で精霊を見る力はないんだよね。感知ぐらいなら頑張れば出来るけど。闇の精霊は私を怖がって私の前に出ない。というか、レイきゅんがいうにはちょっと離れた位置にいるらしい。
あとね、闇の精霊がいれば、レイきゅんは仕返しする事も出来たけれど、レイきゅんは優しいからそんなことはしなかったみたい。ああ、もう優しいレイきゅんは本当に天使。