不器用同士


「うん、これから毎日くるよ」


相楽くんは都合のいい日だけでいいって言ってくれたけど、私が毎日そばにいたいと思ったから。


普段、学校と家の往復で特に予定もないし。



女子高生らしくないと自分でも思うけど。



クラスメイトは、学校帰りに友達とカラオケや合コンとかに勤しんでいる。



それが普通なら私は変なのかな。



「毎日光莉お姉ちゃんと会えるの、嬉しい!」


変でもいいや、今この時が癒しの時間になっていってるから。


これが日常になればいいのに。



「私も」


そう笑い合う私たちがいるリビングには、卵を焼く音と笑い声だけが響いていた。



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