翔んでアルミナリア
わたしたちを連行してきた兵士の、隊長格とおぼしき一人が、コンコンとドアをノックし「侵入者を連れて参りました!」と声高に告げる。
と、扉が内側からなめらかに開かれた。これだけ巨大な扉が軋むことなく動くって、いったいどんな立て付けなのか…
その先には、一瞬遠近感覚が狂うほど広い空間が待ち受けていた。
レンズ面のように緩やかにカーブをつけた長いテーブルが中央に位置し、そこに十人余りが座っている。彼らがいわば裁判官なのか。
大げさなんじゃ…たかが子ども二人に。ちらりと違和感が頭をよぎる。
中に入っても、相変わらずうまく遠近感がつかめない理由が分かってきた。まずこの空間には窓がないのだ。そして床面こそ平らだけど、床も壁も天井も同じクリーム色でひと続きに仕上げられている。
空間全体がおそらくは大きな楕円形に近い形をしているみたいだ。
窓からの採光はないはずのに、内部は十分な明るさを保っている。
どこから光を…と壁から天井まで視線をすべらせて、わたしは驚きに目を見張った。
と、扉が内側からなめらかに開かれた。これだけ巨大な扉が軋むことなく動くって、いったいどんな立て付けなのか…
その先には、一瞬遠近感覚が狂うほど広い空間が待ち受けていた。
レンズ面のように緩やかにカーブをつけた長いテーブルが中央に位置し、そこに十人余りが座っている。彼らがいわば裁判官なのか。
大げさなんじゃ…たかが子ども二人に。ちらりと違和感が頭をよぎる。
中に入っても、相変わらずうまく遠近感がつかめない理由が分かってきた。まずこの空間には窓がないのだ。そして床面こそ平らだけど、床も壁も天井も同じクリーム色でひと続きに仕上げられている。
空間全体がおそらくは大きな楕円形に近い形をしているみたいだ。
窓からの採光はないはずのに、内部は十分な明るさを保っている。
どこから光を…と壁から天井まで視線をすべらせて、わたしは驚きに目を見張った。