ゾッとする恋物語
今夜もあの時間にトイレに行けば、また女の子に会えるだろうと思い、夜更かしした

本当にこの時間になるとホールで女の子が現れるんだな~と大地の楽しみが増えた
女の子に会えるって思うたび大地は元気になってゆく

女の子に言われた通り、近づき過ぎないようにこの場所で声掛ける事にした

「俺が来たから寂しくないよ!」

「また来たのね」

クスッと笑う女の子に照れている大地は喋り出した

「テストが15点だったから親に怒られたけど君と出会えたから勉強頑張るよ!ところで、君の名前は?」

「私の名前・・・知りたいの?」

「教えて欲しい!」

「山下恭子(やました きょうこ)」

「俺は森本大地だよ!宜しくね」

恭子に近づいたら恭子が消えてしまうんじゃないか・・・って思った
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