My Favorite Song ~異世界で伝説のセイレーンになりました!?~ 6【最終章】
◆◆◆
――ゆらゆらゆらゆら。
真っ暗な海の底を私はまたひとり漂っていた。
でも、昨日とは雰囲気がまるで違う。
あの懐かしいピアノの音も、懐かしい声も、今日は聞こえない。
何も聞こえない。何も見えない。
ただ不安だけがそこにあった。
――ぐらり。
急に身体が大きく揺れて、そこで私はハッと目を覚ました。
薄暗い視界が大きく揺れていた。――これは夢じゃない。
ぎしぎしと船体が嫌な悲鳴を上げていた。
「なに? 嵐?」
リディの不安そうな声に私は体を起き上がらせようとして、ハンモックがまた大きく揺れ危うく投げ出されそうになった。
普通のベッドに寝ていたらベッドごとひっくり返っていたかもしれない。それほどの揺れに一気に不安が膨らむ。
「これは酷いな。大丈夫かカノン」
「う、うん」
なんとか起き上がって答える。
今何時頃だろう。夜は明けたのだろうか。
――ゆらゆらゆらゆら。
真っ暗な海の底を私はまたひとり漂っていた。
でも、昨日とは雰囲気がまるで違う。
あの懐かしいピアノの音も、懐かしい声も、今日は聞こえない。
何も聞こえない。何も見えない。
ただ不安だけがそこにあった。
――ぐらり。
急に身体が大きく揺れて、そこで私はハッと目を覚ました。
薄暗い視界が大きく揺れていた。――これは夢じゃない。
ぎしぎしと船体が嫌な悲鳴を上げていた。
「なに? 嵐?」
リディの不安そうな声に私は体を起き上がらせようとして、ハンモックがまた大きく揺れ危うく投げ出されそうになった。
普通のベッドに寝ていたらベッドごとひっくり返っていたかもしれない。それほどの揺れに一気に不安が膨らむ。
「これは酷いな。大丈夫かカノン」
「う、うん」
なんとか起き上がって答える。
今何時頃だろう。夜は明けたのだろうか。