【完】今夜も愛してあげる。
「まぁ、それなりにあるけどお前に比べたら大したことねーわ」
「謙遜しなくても」
「いやマジで!」
一連の話を聞いて改めて、普通だったら手の届かない人と結婚したんだって再認識させられる。
彼がお父さんの部下じゃなかったら、こうして出会うことはなかった。
ほんとに、奇跡に近い事だ。
あれ?写真の中に朝哉さんが写ってない。
不参加だったのかな。
「そういえば、お前何で成人式来なかったん?」
ちょうど疑問に感じてたのを和泉さんが聞く。
「事情があった」
ただそれだけ言って静かにお肉を食べる朝哉さんにへぇー、と相槌を打った所で
「あーっ!湊叶センパイだぁーー!」
突然、高音の可愛らしい声が聞こえてきた。