【完】今夜も愛してあげる。
声のする方を見ると、全体的に派手な女子がカツカツとヒール音をさせながらテーブルへ近づいてきた。
毛先をゆるく巻いてグラデーションに染められた髪に、オフショルの丈の短いワンピースを身に纏っている。
うわぁ、和泉さんと同じパリピ系統の気配がする…
服装もメイクも私だったら似合わないものばかりだ。
脚細っ、モデルみたい…!
「私、エレナです!北高にいた時に何回か話したことあると思うんですけど、覚えてますか~?」
「覚えてるよ、久しぶり。髪染めてたから誰か分からなかった」
当たり障りのない対応をする彼。
どうやら高校の後輩らしい。
「ここでセンパイに会えてるなんて嬉しいですっ!あ、和泉センパイ達もいらっしゃったんですか、こんばんは」
「あー、はい。ドウモ」