【完】今夜も愛してあげる。




声のする方を見ると、全体的に派手な女子がカツカツとヒール音をさせながらテーブルへ近づいてきた。


毛先をゆるく巻いてグラデーションに染められた髪に、オフショルの丈の短いワンピースを身に纏っている。


うわぁ、和泉さんと同じパリピ系統の気配がする…

服装もメイクも私だったら似合わないものばかりだ。

脚細っ、モデルみたい…!



「私、エレナです!北高にいた時に何回か話したことあると思うんですけど、覚えてますか~?」


「覚えてるよ、久しぶり。髪染めてたから誰か分からなかった」


当たり障りのない対応をする彼。

どうやら高校の後輩らしい。


「ここでセンパイに会えてるなんて嬉しいですっ!あ、和泉センパイ達もいらっしゃったんですか、こんばんは」


「あー、はい。ドウモ」




< 149 / 200 >

この作品をシェア

pagetop