【完】今夜も愛してあげる。






「何でかって?そんなの、お前が一番大切にしているものを傷つける方がダメージがでかいからに決まってる。」



冷笑する姿がさっきよりもまして怖い。



「俺が朝哉に何をしたって言うんだ!
いい加減答えろよ!」



そう、私を襲おうとしてまで湊叶さんを苦しめたかった訳は何なのか。


やっと答えが聞ける。


言いたくないみたいだけど、覚悟を決めたように重く閉ざした口を開いた。






「……お前は昔から秀才で、欲しいものも全て手に入るし何も不自由がなかっただろ。」



「え…?まぁ、確かに勉強も運動も自信はあったけど秀才は大袈裟じゃないか?それに朝哉だって、俺と肩を並べるくらい優秀だったと思うが……」



「肩を並べる?冗談じゃない。
能力は人より優れていると自負してた俺が唯一適わなかった。お前が隣にいたせいで俺はいつも2番目で、ずっと周りから比べられてきた」







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