【完】今夜も愛してあげる。
「最初はその言葉をバネにして、追いつけるように必死に努力してきた。
でも、いつまでたっても届きはしないのに気付いてから、頑張る事に疲れてしまった」
誰からも認めて貰えないのは、すごく悲しいよ…
完璧になろうと努力したけど出来なかった。
朝哉さん、ずっと劣等感を背負ってきたんだと思うと同情する。
「朝哉」って笑いかけてくるお前が段々憎らしくなって、このままずっとコイツと一緒に居たら永遠に惨めな思いをするんじゃないかと思って今まで関わりを絶っていたんだよ……」
「…………」
明かされた真実に私達は何も言えなくなる。
こういう時、どんな言葉を掛ければいいんだろう。
「……知らない間に俺が朝哉を苦しませてたのか。
気づけなくて悪かった」