夢みたもの
「ひなこちゃんも‥本当に色々ありがとう」
2人から視線を外した崇さんは、あたしに向き直って穏やかに笑った。
「何度お礼を言っても足りないよ」
「そんな事ないです」
あたしは首を横に振った。
「あたしこそ、お礼を言わないといけないのに」
「‥‥」
「あたしも‥前に進む勇気を貰ったから‥‥」
「そっか‥」
「良かった」そう付け加えて崇さんは微笑む。
その笑顔は、全てを包み込むように穏やかで優しい。
あたしの‥お父さん。
ずっと、陰ながら母とあたしを見守ってくれていた。
ずっとずっと‥‥愛情を注いでくれていた。
凄く優しくて、凄く強い男性。
母と崇さんの子供として生まれた事が嬉しい。
本当に嬉しかった。
「どうかした?」
「え?」
あたしの視線に気付いた崇さんが首をかしげる。
「僕の顔‥何か付いてる?」
「崇さんが凄く格好良いから‥‥見惚れてました」
そう言って笑いかけると、崇さんは僅かに目を見開いた後、少し恥ずかしそうに笑った。
「大人をからかうものじゃない」
「本当ですよ?」
「‥‥」
「優しくて、強くて‥‥素敵です」
「ありがとう。そんな風に言って貰えるなんて嬉しいよ」
崇さんがそう答えた時。
ウィーン行きの搭乗案内が聞こえてきた。
2人から視線を外した崇さんは、あたしに向き直って穏やかに笑った。
「何度お礼を言っても足りないよ」
「そんな事ないです」
あたしは首を横に振った。
「あたしこそ、お礼を言わないといけないのに」
「‥‥」
「あたしも‥前に進む勇気を貰ったから‥‥」
「そっか‥」
「良かった」そう付け加えて崇さんは微笑む。
その笑顔は、全てを包み込むように穏やかで優しい。
あたしの‥お父さん。
ずっと、陰ながら母とあたしを見守ってくれていた。
ずっとずっと‥‥愛情を注いでくれていた。
凄く優しくて、凄く強い男性。
母と崇さんの子供として生まれた事が嬉しい。
本当に嬉しかった。
「どうかした?」
「え?」
あたしの視線に気付いた崇さんが首をかしげる。
「僕の顔‥何か付いてる?」
「崇さんが凄く格好良いから‥‥見惚れてました」
そう言って笑いかけると、崇さんは僅かに目を見開いた後、少し恥ずかしそうに笑った。
「大人をからかうものじゃない」
「本当ですよ?」
「‥‥」
「優しくて、強くて‥‥素敵です」
「ありがとう。そんな風に言って貰えるなんて嬉しいよ」
崇さんがそう答えた時。
ウィーン行きの搭乗案内が聞こえてきた。