いつか、君と同じ世界を見たい


話が隣で弾んでいる中、私と私の前に座る三神蒼だけが話にも入れず無言のままだった。


まぁこの人の場合入らないだけだと思うけど。


どうやってピアスを渡そうか、考えていたその時急に三神蒼が立ち上がった。


「俺帰るから。」


そう一言だけ言い残し、一万円札を一枚テーブルに置いて席を立ち、そのまま外へ出ていってしまった。


まずい、行ってしまう。


そう思った私も、気づいたら席を立っていた。


「ごめん真琴、私ももう帰る。」


「え!?ちょっと!!」


財布から千円札を一枚出して彼が置いた一万円札をもって私は彼を追いかけた。


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