おうちかいだん
「リサ、こんな朝から何してるの。そんな所に座り込んじゃってさ」
お母さんの声が背後から聞こえて、思わずビクッも身体が震えた。
「お、お、おお、お母さん!? い、今この中を見てたんだけど、階段の下にゆ、幽霊がいて……その……」
「何馬鹿なこと言ってんの。そんなのいるわけないでしょ」
こういう反応がくるのはわかっていたけれど、私が見たあまりにも気味の悪い幽霊が恐ろしくて。
お母さんは私の手から懐中電灯を取ると、物置の扉を開けてその中に光を向けた。
「ほら、どこに幽霊がいるって? 埃まみれだから、それを幽霊と見間違えたんじゃないの?」
暗闇の中を照らしていたお母さんは、呆れたように首を傾げて見せた。
だけど……私はそれを見逃さなかった。
懐中電灯の光が照らし出している空間に、あの不気味な顔が浮かび上がったことに。
「い、いる……いるよお母さん!」
スーッと、まるで宙を滑っているかのように接近してくる顔に、全身の毛が逆立つような恐怖を覚える。
「はぁ? だからどこに……」
と、お母さんが再び物置の中に視線を戻すけれど、その顔はお母さんには見えていないようで。
暗闇の中でニタリと笑うと、お母さんが扉を閉めるまでずっとそこにい続けたのだ。
お母さんの声が背後から聞こえて、思わずビクッも身体が震えた。
「お、お、おお、お母さん!? い、今この中を見てたんだけど、階段の下にゆ、幽霊がいて……その……」
「何馬鹿なこと言ってんの。そんなのいるわけないでしょ」
こういう反応がくるのはわかっていたけれど、私が見たあまりにも気味の悪い幽霊が恐ろしくて。
お母さんは私の手から懐中電灯を取ると、物置の扉を開けてその中に光を向けた。
「ほら、どこに幽霊がいるって? 埃まみれだから、それを幽霊と見間違えたんじゃないの?」
暗闇の中を照らしていたお母さんは、呆れたように首を傾げて見せた。
だけど……私はそれを見逃さなかった。
懐中電灯の光が照らし出している空間に、あの不気味な顔が浮かび上がったことに。
「い、いる……いるよお母さん!」
スーッと、まるで宙を滑っているかのように接近してくる顔に、全身の毛が逆立つような恐怖を覚える。
「はぁ? だからどこに……」
と、お母さんが再び物置の中に視線を戻すけれど、その顔はお母さんには見えていないようで。
暗闇の中でニタリと笑うと、お母さんが扉を閉めるまでずっとそこにい続けたのだ。