おうちかいだん
「やだやだやだやだやだやだ! 怖い怖い! なんで!? 誰かいるの!? やめてよ! やめて!」
恐怖で上擦った声を出しても、その手は動きを止めない。
なんとか、強引に目を開けようとしたけど、目がしみて開けることが出来ない。
それでも微かに開いた右目。
なぜか視界が赤くなっていて……恐怖で震える私は、冷静な判断が出来ないまま、とにかく目を開けようと浴槽に手を突っ込んで泡を落とすと、その手で目を擦ってゆっくりと目を開けた。
「何……これ……」
そこに広がっていたのは真っ赤な世界。
床も、壁も、浴槽の中のお湯でさえも赤く染まって。
その中に身を置いている私の身体もまた、赤い液体に塗れていたのだ。
「ひっ!!」
鏡を見て、異様な姿の自分に小さな悲鳴を上げる。
何これ、何これ!
顔を拭っても拭っても、赤い血のような液体が垂れてくる。
あまりにも不可解な出来事に、私の頭が考えることを拒否しているのがわかる。
思考は停止し、ただ、この赤い世界がなんなのかを見ることしか出来なかった。
そんな中で……浴槽から、ゴポッという空気が弾ける音が聞こえた。
恐怖で上擦った声を出しても、その手は動きを止めない。
なんとか、強引に目を開けようとしたけど、目がしみて開けることが出来ない。
それでも微かに開いた右目。
なぜか視界が赤くなっていて……恐怖で震える私は、冷静な判断が出来ないまま、とにかく目を開けようと浴槽に手を突っ込んで泡を落とすと、その手で目を擦ってゆっくりと目を開けた。
「何……これ……」
そこに広がっていたのは真っ赤な世界。
床も、壁も、浴槽の中のお湯でさえも赤く染まって。
その中に身を置いている私の身体もまた、赤い液体に塗れていたのだ。
「ひっ!!」
鏡を見て、異様な姿の自分に小さな悲鳴を上げる。
何これ、何これ!
顔を拭っても拭っても、赤い血のような液体が垂れてくる。
あまりにも不可解な出来事に、私の頭が考えることを拒否しているのがわかる。
思考は停止し、ただ、この赤い世界がなんなのかを見ることしか出来なかった。
そんな中で……浴槽から、ゴポッという空気が弾ける音が聞こえた。