おうちかいだん
そしてそれをグイッと上げると……鏡越しに、女の人が恐ろしい表情のまま固まっているのが見えたのだ。


その首に、何かが振り下ろされる。


ジャクッ、ジャクッと、水分を含んだ音が聞こえて、私の前でどんどん首が切断されていく。


「ひっ……お、おえっ!!」


そのあまりにも強烈で残酷な光景に、胃の中の物が逆流して口から飛び出した。


何度も何度も刃物が振り下ろされて、女の人の首が完全に千切れると、それは浴槽の中に沈められた。


背後にいる何かの手が、ゆっくりと私に伸びる。


両手を肩に添えて、撫でるようにして徐々に首へと移動する。


まるでそれを楽しんでいるかのように、私を恐怖させる術を知っているかのように、その手は後ろから私の顔を撫で回した。


いつの間にか握られていたカミソリが、私の首にあてがわれる。


「や、やめ……やめ……て……」


声が声にならない。


身体を押さえ付けられているかのように動かなくて、声を思うように出せなくなっている。


恐怖が私の心を支配すると同時に、横に引かれていくカミソリの刃。


ぴぃぃぃっと喉に激痛と熱い物が走って、私の喉から血が噴き出した。
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