おうちかいだん
私はどうすればいいの!?
洗い場にはバラバラにされた女の人の死体、脱衣所には誰かがいて、私は真っ赤なお湯に浸かっている。
身を守るものなんて何もなくて、この不気味な色のお湯でさえ、私を守ってくれると勘違いしてしまいそうなほどの恐怖が襲う。
まずいまずいまずいまずい……せっかく頭を洗わないと決めたのに、これじゃあなんの意味もないじゃない!
いや、頭を洗えてない分、今の方がマイナスが多いと思えるよ!
窓から逃げる……にしても私は裸だし、夜になったらドアに鍵がかかってるから出られない。
それ以前に格子があって、そもそも外に出られないんだ。
「お願いしますお願いします……今日は頭を洗ってないから入ってこないで……どこかに行って……」
何度も何度も、そんなふうに祈っていたけれど。
ボコン。
と、お湯の中から大きな泡がひとつ、水面に浮上して弾けた。
そして、それに続くように泡の下から現れたのは……黒い物体。
「え……な、何」
どこから現れたのか、丁度私の手の上に現れたそれをすくい上げて見ると……。
ぬらりとして白い肌に張り付いた髪、絶望に満ちた目、何かを訴えるような口。
ずっしりと重いそれは、浴槽に沈められていたであろう、人の首だった。
洗い場にはバラバラにされた女の人の死体、脱衣所には誰かがいて、私は真っ赤なお湯に浸かっている。
身を守るものなんて何もなくて、この不気味な色のお湯でさえ、私を守ってくれると勘違いしてしまいそうなほどの恐怖が襲う。
まずいまずいまずいまずい……せっかく頭を洗わないと決めたのに、これじゃあなんの意味もないじゃない!
いや、頭を洗えてない分、今の方がマイナスが多いと思えるよ!
窓から逃げる……にしても私は裸だし、夜になったらドアに鍵がかかってるから出られない。
それ以前に格子があって、そもそも外に出られないんだ。
「お願いしますお願いします……今日は頭を洗ってないから入ってこないで……どこかに行って……」
何度も何度も、そんなふうに祈っていたけれど。
ボコン。
と、お湯の中から大きな泡がひとつ、水面に浮上して弾けた。
そして、それに続くように泡の下から現れたのは……黒い物体。
「え……な、何」
どこから現れたのか、丁度私の手の上に現れたそれをすくい上げて見ると……。
ぬらりとして白い肌に張り付いた髪、絶望に満ちた目、何かを訴えるような口。
ずっしりと重いそれは、浴槽に沈められていたであろう、人の首だった。