人気俳優と、同居することになりました

「分かった。帰ってから聞く」

「えー」

えーって

「他の人に聞かれたらまずいから桜に伝言を託してるんでしょ」

「そっか」

それで納得してくれる桜だけど
まだ、高校生だ。
いろんなことを我慢なんてさせたくない

「で?ここに来たのってそれだけじゃないんでしょう?」

「へへ。愛ちゃんの所に泊めてもらおうと思って」

「ダメ」

桜が泊まりに来るときは決まって、嫌なことがあった時だ
それなら、あたしじゃなくても

「夕陽ちゃんや夕葉ちゃんの所でもいいでしょ」

「だってすぐに連絡しちゃうでしょ」

それもそうだろうけど

「あたしだって連絡しないとは限らないでしょ」

「愛ちゃんはそんなことしないって分かってるから
愛ちゃんの所がいいんだよ」

はぁ・・・

「それに、パパもママもいつも真ん中なんだから我慢しろって」

「あのねぇ。真ん中じゃないでしょ。桜はもう、末っ子じゃなくて
お姉ちゃんなんだから。多少の我慢も必要なのよ」

「愛ちゃんもパパたちと同じことを言うんだね」

「あたしだけじゃないでしょ。
夕陽ちゃんや夕葉ちゃんも同じことを言うと思うけど。
でも、それでもあたしには桜は可愛い妹っていう事には変わりはしないよ」

「へ?」
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