世界No.1の総長と一輪の花 クリスマス特別編
「花莉」
部屋に帰って、寝る前に寝室で彼女に渡したプレゼント。
「!?」
花莉は驚いたようにプレゼントの箱と俺を交互に見つめる。
プレゼントをもらえる、と花莉は思ってなかったのか?
誕生日なのに。
「わ、私、今日、詩優からたくさんもらってるよ……」
「たくさん?」
「美味しいディナーに連れて行ってもらって、イルミネーションを見に連れて行ってもらって……。たくさん、たくさん、幸せをもらったよ。
こんなにたくさんもらっていいの……?」
俺の顔をじっと見つめる彼女。
そんなふうに今日のことを思ってくれてたのか。
その言葉を聞くと、ディナーの予約をして良かったと思うし、すげぇ悩んだけどこのデートプランにして良かったと心から思う。
つーか、俺のほうがいつも花莉からもらってばかり。
さっき、クリスマスプレゼント──マフラーだってもらったし。
毎日の美味い料理に、可愛い笑顔、ただそばにいてくれるだけで幸せなんだ。
「受け取ってほしい。
花莉に似合うと思って選んだやつだから」
花莉とまっすぐに目を合わせると、彼女はこくんと頷いてくれた。