LOVE and DAYS…瞬きのように
真由ちゃんに手伝ってもらい、ほんの少しだけ明るく染めた髪。
夏休み期間限定のちょっとした冒険。
中学の頃には着なかった、大人っぽい服装にも挑戦した。
「可愛い」と褒めてくれたあと、「でもスカートが短いな」って拗ねる健吾がおかしかった。
ぎらぎらの太陽と、熱帯夜。
ハイテンションの夏を満喫する、15歳のあたし。
楽しかった。
寂しくなかった。
あたしには、健吾がいるから。
「あ~あ。あと一週間で2学期が始まるとか、早すぎだよね」
真由ちゃんは深夜の駅前の地べたに三角座りして、だるそうな口調で言った。
「うん。やだなぁ、学校。宿題してないし」
同じような感じで隣に座るあたしも、そう言ってため息をつく。
あたしたちの目線の先には、ロータリーのど真ん中ではしゃぐ、健吾とシンさんとミツル。
夜中の2時を過ぎて誰もいなくなった駅前に、健吾たちの子どもみたいな笑い声が響いている。