LOVE and DAYS…瞬きのように
「そのあとがちょっと面倒なことになってさ。
あいつら、ケンカが学校にバレて停学くらったんだよ。
ただでさえも出席日数が足りてなかったらしくて、留年することになって。
ならいっそ退学しようってことで、4人でやめたらしいんだ」
「……だから健吾を恨んでるっていうんですか?
そんなの、完全な逆恨みじゃないですか」
思わず声を荒げたあたしに、シンさんは
「うん。そうだよな」
と、なだめるような声で言った。
あたしは唇を噛み、うつむいた。
「ごめんなさい……。続けてください」
「うん。……その出来事からすでに半年くらい経っていたし
あいつらは健吾の名前を知らなかったから、たいしたトラブルには発展しないはずだった。
……でも、また会ってしまった」