LOVE and DAYS…瞬きのように
「吉田ルミってさ、入学した頃からアキ狙いだよな~。
好みじゃないなら俺にゆずってくれよ」
「お前、ああいうのがいいわけ?」
「そうじゃねーけど。たしかあいつの親父って、県内にラブホ何件も経営してるだろ? 付き合ったら休憩し放題じゃん」
「……アホくさ」
あまりにも過激なふたりの会話に、あたしはいたたまれなくて。
保健室のすみっこで小さくなっていると、そんなあたしを見てシンさんが言った。
「あっ、莉子ちゃん、真っ赤になってんじゃん。アキがエロい話するせいだ」
「エロはお前だよ、間違いなく」