追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
「そうだ。シリルにお願いしたいことがあるんです」
「何? 僕にできることなら、なんでもするよ」
「全属性魔法を教えてくれませんか。過去に教わった光属性以外は使い方がよくわからなくて……王都から逃げるときに風魔法で飛ぶことはできたのですが、フラフラしてスラムに墜落してしまって」
「任せて! 前世以上に、手取り足取り教えるよ!!」
「いいえ、シリルは魔王の仕事が忙しいでしょうし。誰か魔法を扱える人がいればと思ったのですが」
「僕がやるよ! 僕以外がエマに魔法を教えるなんて、嫉妬で仕事の書類を全部燃やしてしまいそう!」
「ええっ!? 書類は燃やしちゃ駄目でしょう!?」
「とにかく、エマに魔法を教えるのは僕の役目だから」
姿も表情も大人びていて妖しい色気すらあるのに、言動だけが過去の彼を彷彿とさせる。そのたびに不思議な気分にさせられる私だった。
こうして、魔王城の平和のために、私はシリルから魔法を習うことになったのだった。
「何? 僕にできることなら、なんでもするよ」
「全属性魔法を教えてくれませんか。過去に教わった光属性以外は使い方がよくわからなくて……王都から逃げるときに風魔法で飛ぶことはできたのですが、フラフラしてスラムに墜落してしまって」
「任せて! 前世以上に、手取り足取り教えるよ!!」
「いいえ、シリルは魔王の仕事が忙しいでしょうし。誰か魔法を扱える人がいればと思ったのですが」
「僕がやるよ! 僕以外がエマに魔法を教えるなんて、嫉妬で仕事の書類を全部燃やしてしまいそう!」
「ええっ!? 書類は燃やしちゃ駄目でしょう!?」
「とにかく、エマに魔法を教えるのは僕の役目だから」
姿も表情も大人びていて妖しい色気すらあるのに、言動だけが過去の彼を彷彿とさせる。そのたびに不思議な気分にさせられる私だった。
こうして、魔王城の平和のために、私はシリルから魔法を習うことになったのだった。