追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
翌日、私は聖女食堂再開に向け、今の設備や食材で調理可能なメニューを考えていた。
「うーん、シンプルでおいしくて皆が好きなもの……」
昨日のコロッケはとても気に入ってもらえたようなので、食堂のレパートリーに入れることにする。
「魔族は揚げ物が好きなのかも。よし、また揚げ物にしましょう。天ぷら、チキン南蛮、串カツ。個人的に、串カツが食べたいですね」
キーランでは味気ない食事ばかりだった今世。私は濃厚なソースに飢えている。
「よし、串っぽいものは倉庫にあったし、さっそく作ってみましょう」
いそいそと野菜や魚や肉を集めた私は、串カツを作る準備に取りかかった。今度は火傷しないよう気をつけなくては。
切った具材に下味を付けて、衣をまぶして揚げていく。
いつの間にか、小さなモフモフたちもカウンターに集まってきていた。好奇心旺盛な彼らは、つぶらな瞳で作業を見学していて可愛い。
二度目の人生で、好きなだけ料理を作れる環境を与えてもらえた。
シリルには感謝してもしきれない。
揚げる作業を続けていると、にわかにモフモフたちが騒ぎ始めた。何かに脅えているようだ。
「どうしたの?」
顔を上げると、目つきの鋭い兵士が店内に立っている。
灰色の髪に日焼けした肌の若くて大柄な男だった。
見覚えのない人だけれど、誰だろう。前世の知り合いでもなさそうだし。
「うーん、シンプルでおいしくて皆が好きなもの……」
昨日のコロッケはとても気に入ってもらえたようなので、食堂のレパートリーに入れることにする。
「魔族は揚げ物が好きなのかも。よし、また揚げ物にしましょう。天ぷら、チキン南蛮、串カツ。個人的に、串カツが食べたいですね」
キーランでは味気ない食事ばかりだった今世。私は濃厚なソースに飢えている。
「よし、串っぽいものは倉庫にあったし、さっそく作ってみましょう」
いそいそと野菜や魚や肉を集めた私は、串カツを作る準備に取りかかった。今度は火傷しないよう気をつけなくては。
切った具材に下味を付けて、衣をまぶして揚げていく。
いつの間にか、小さなモフモフたちもカウンターに集まってきていた。好奇心旺盛な彼らは、つぶらな瞳で作業を見学していて可愛い。
二度目の人生で、好きなだけ料理を作れる環境を与えてもらえた。
シリルには感謝してもしきれない。
揚げる作業を続けていると、にわかにモフモフたちが騒ぎ始めた。何かに脅えているようだ。
「どうしたの?」
顔を上げると、目つきの鋭い兵士が店内に立っている。
灰色の髪に日焼けした肌の若くて大柄な男だった。
見覚えのない人だけれど、誰だろう。前世の知り合いでもなさそうだし。