追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
「解呪!」
彼らの前に立った私は、聖女のスキルを惜しみなく使う。
すると、何か手応えがあった。
解呪を使うのは初めてだが、彼らの体の一部から、黄色い靄のようなものが吹き出し霧散していく。
「なんだ、あれは……」
シリルの部下たちの間に、ざわめきが広まった。牢屋番の兵士も驚いている。
そんな中、険しい顔をしたシリルが私に駆け寄った。
「エマ、体調は? なんともない?」
「え、はい。平気です」
「良かった」
私は誘拐犯たちの方を眺め、彼に伝えた。
「何か、呪いがあったみたいです」
「僕にも見えた。隷属の呪いだと表示されていたね……本人の意志に反して言うことを聞かせる呪いで、人間たちの間に伝わっているものだな」
「シリル、知っているの?」
「うん。過去に異世界人が特別なスキルで作った、隷属の道具が存在すると聞いたことがある。命令を聞かない味方の兵士に使うのだと言われていた。さっき話した聖遺物というものだね。当時の道具はほとんど失われたから、今も実在するとは思わなかったけれど」
「不気味な道具です」
彼らの前に立った私は、聖女のスキルを惜しみなく使う。
すると、何か手応えがあった。
解呪を使うのは初めてだが、彼らの体の一部から、黄色い靄のようなものが吹き出し霧散していく。
「なんだ、あれは……」
シリルの部下たちの間に、ざわめきが広まった。牢屋番の兵士も驚いている。
そんな中、険しい顔をしたシリルが私に駆け寄った。
「エマ、体調は? なんともない?」
「え、はい。平気です」
「良かった」
私は誘拐犯たちの方を眺め、彼に伝えた。
「何か、呪いがあったみたいです」
「僕にも見えた。隷属の呪いだと表示されていたね……本人の意志に反して言うことを聞かせる呪いで、人間たちの間に伝わっているものだな」
「シリル、知っているの?」
「うん。過去に異世界人が特別なスキルで作った、隷属の道具が存在すると聞いたことがある。命令を聞かない味方の兵士に使うのだと言われていた。さっき話した聖遺物というものだね。当時の道具はほとんど失われたから、今も実在するとは思わなかったけれど」
「不気味な道具です」