追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
聞き込みには、シリルやアルフィが当たってくれた。
勝手に結界を出たことを咎めるように、二人とも、ピリピリした空気を身に纏っている。
「答えろ。お前たちは誰に命令されて、魔族の誘拐を行った?」
威厳のある声音で騙るシリルは、まさに魔王そのものだ。
私が知らないだけで、この百年間で彼は名実共に魔王に相応しく成長したのだろう。
よく考えれば、前世と今世を足した私の年齢よりも年上なんだよね。
しかし、シリルの言葉を耳にした誘拐犯たちは、震えるばかりで誰も口を開かない。
真実を漏らせば死んでしまうとでも言うように首を横に振り続ける。
だから、呪いは解けていますよー?
「だんまりか。僕はそれほど気が長くないんだ、呪いで死ぬか僕に殺されるか選ばせてあげよう。そうだな、最初はそこのお前からだ」
シリルは、一番手前にいる誘拐犯の男を指さした。
蒼白な顔の男は地面に膝をついて、ガクガクと震えている。
アルフィの持つ調書によると、彼はこの牢屋に一番長くいる、古参の誘拐犯のようだ。
「どうして、どうして、俺がこんな目に」
「知らないよ、結界の外に出たんだから自業自得。さっさと話してくれない? 今日は残業したくないんだけど」
最後に本音が漏れた。
「十秒以内に選んで。呪いに殺されるか、僕に無残な方法で殺されるかを」
冷徹な美貌を向けてシリルは淡々と話す。男は情けない声で叫んだ。
勝手に結界を出たことを咎めるように、二人とも、ピリピリした空気を身に纏っている。
「答えろ。お前たちは誰に命令されて、魔族の誘拐を行った?」
威厳のある声音で騙るシリルは、まさに魔王そのものだ。
私が知らないだけで、この百年間で彼は名実共に魔王に相応しく成長したのだろう。
よく考えれば、前世と今世を足した私の年齢よりも年上なんだよね。
しかし、シリルの言葉を耳にした誘拐犯たちは、震えるばかりで誰も口を開かない。
真実を漏らせば死んでしまうとでも言うように首を横に振り続ける。
だから、呪いは解けていますよー?
「だんまりか。僕はそれほど気が長くないんだ、呪いで死ぬか僕に殺されるか選ばせてあげよう。そうだな、最初はそこのお前からだ」
シリルは、一番手前にいる誘拐犯の男を指さした。
蒼白な顔の男は地面に膝をついて、ガクガクと震えている。
アルフィの持つ調書によると、彼はこの牢屋に一番長くいる、古参の誘拐犯のようだ。
「どうして、どうして、俺がこんな目に」
「知らないよ、結界の外に出たんだから自業自得。さっさと話してくれない? 今日は残業したくないんだけど」
最後に本音が漏れた。
「十秒以内に選んで。呪いに殺されるか、僕に無残な方法で殺されるかを」
冷徹な美貌を向けてシリルは淡々と話す。男は情けない声で叫んだ。