声と性癖
正直、今まではそんなことに頭脳を使いたくなかった訳だが、結衣の為ならば、全力を尽くしてもいい、と思っている。

結衣とのキスは…とても良かった。
愛おしいという気持ちがあるからは、もちろんだがふんわりと柔らかいその感触と、それだけでも気持ちよさそうな感度の良さと。

そして、それに対する素直さは、もういっそ感動する程だ。

舌を出して?と言うと素直に口を開ける。
可愛らしい唇と、無防備に開かれた口元の相反する艶めかしさ、白い歯の間からふるりと震えて差し出されるピンクの舌。

とても、官能的な光景。
それがどれほどこちらを、煽るか。
「気持ちよくしてあげる。」

そう言うと、結衣の身体がぴくんと反応した。
くまなく探る、そのキスに素晴らしい反応を返してくる。

ああ、もう、最高だ。
結衣は、恥じらって顔を俯こうとするけれど、そんなのは許さない。

恥ずかしがる顔も全部堪能したいのだから。

両手でしっかり顔を包み込んで、
「僕を見てて。」と言った。

熱に浮かされ、何かを堪えるような顔。
本当に堪らない。
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