声と性癖
90度?!
「もうそれ、理科室にあるやつじゃないですか?!」
「そうですね、本来のスピリットの匂いを嗅ぐとそんな感じの匂いしますね。佐野さんのイタズラだったんだと思いますよ。」
「ひ、ひどい……」

「おかげで僕は楽しめましたけど。佐野さんにお礼お伝えください。」
ゆ……ゆるさないから!上司だけど……。
「おかげで可愛い衣装の、すごーくセクシーな結衣さんがエッチなことしてくれたから。」

耳元で、涼真がそう囁く。
「……今日、遅番って言ってましたよね?」
記憶がある状態で、ちゃんとしましょうか。

涼真の指が、結衣を探る。
「なんか、分かんないけど恥ずかしい。」
「どうして?結衣さんは騙されたようなものだし、本当にとても可愛かったですよ。おかげですっかり治りましたから。」

ちゅと肩にキスをされ、それが徐々に首元に、耳元にと上がってくるころには、結衣の口からは甘い声が漏れ始める。

何か、忘れているような……。

涼真は画像を見せることにならなさそうだと安心する。
あれを消して!と言われたらショックが大きい。
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