ずっと気づかなかっただけ。
お雑炊を作って戻ると、

チカくんはまだ規則正しい寝息を立てて少しホッとする。

…でも、あったかいうちに食べた方がいいよね?

薬も飲まないとだし…

テーブルに一度出来たものを置いてから、

チカくんに近寄る。

「チカくん、ご飯たべない?」

トントンと声をかけると、

身じろぎする。

「チカくーん」

もう一度呼ぶと、

チカくんがこっちに寝返りをうって、

目が合う。

「…真白がまた、ここにキスしてくれたら起きる」

とんとんと、自分のほっぺを指さすチカくん。

なななな、

起きてたのっ!?

「お、起きてたの?」

「物音したから真白きたのかと思って一回目が覚めた。けど、そのあとまた眠気が襲ってきて寝た。」

嬉しそうに笑いながら言うチカくん。

は、恥ずかしい〜

起きてたなら言ってよ!
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