ずっと気づかなかっただけ。
私のお願いにチカくんは、
「わかった。ここでいいの?」
と看板を指す。
やった!
「うん!ありがとう!」
そう言ってまたチカくんにとびつく。
チカくんがカメラモードにしてくれて、
2人だからインカメでとる。
「真白、離れて。真白は看板のあっちのが全身入るしいいでしょ。」
チカくんは看板の反対側を指差す。
チカくんが顔だけ写って少し後ろに下がって全身とってくれようとしてくれてるのかな。
「全身は今日いっぱい撮ってもらったからチカくんとくっついてとりたい…」
その言葉に嘘偽りないのに、
チカくんは私を見て、少し驚いた顔と呆れた顔の半分半分を見せる。
「真白、いくら幼なじみでも男にそんなこと言うなよ?」
少し叱るような口調のチカくん。
「チカくんにしか言わないよ?」
素直に返すと、
はぁ、と小さくため息。
チカくんは私のおでこに少しだけ力の入ったデコピンをする。
「バカ。」
と呆れた顔。
呆れ顔すらかっこいい私の幼なじみ。
うぅ、好き!推し!