政略結婚のはずが、極上旦那様に溺愛されています
 同じく葉鳥チームの高遠さんだった。年は私と同じ二十八で、かなり仕事のできる人だ。同期ということもあって以前から親しくしており、頼り頼られのいい関係を築いている。

「私に関係ある飲み会だしなーって。まあ葉鳥さんだし、お酒を飲む口実が欲しかっただけだと思うけどね」

「はは、よくわかってるじゃん。あ、とりあえず乾杯しよ」

「あ、うん」

 高遠さんがビールのグラスを私に向けてくる。一緒に乾杯をして、またちょっとだけサワーを飲んだ。

 そろそろやめておいた方がいいかもしれない。少し、目の前が揺れている。

「それにしてもすごいよ、ドルチェの広告なんて」

「その分、責任重大だけどね。前にドルチェで出た新作の広告を見たんだけど、すごくきれいだったんだ。あれに負けないようにしなきゃ」

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