今宵、狼神様と契約夫婦になりまして(WEB版)
「じゃあ、私出かけてきますね。夕食は、キッチンに置いてあるお鍋をたべてください」
「ああ、わかった」
相澤はこちらを振り返る。
「あんまり遅くなるなよ」
「はい」
「お守り持ったか?」
「持っています」
陽茉莉は鞄に入れていたお守りを取り出して、相澤に見せる。
「よし。何かあったら連絡して」
陽茉莉はソファーに座ったまま上半身だけ捻ってこちらを見る相澤を見つめ、目を瞬かせた。
「ふふっ……」