今宵、狼神様と契約夫婦になりまして(WEB版)
人間、想像を超えたことが起こりすぎるとかえって落ち着くものらしい。もう何もかも理解不能すぎて、違和感がなくなってしまう。
「で、同居の件だが、俺達には邪鬼を制圧する力や祓う力がある他、彼らから忌み嫌われる気配を発している。一緒にいれば新山を守ってやれるはずだし、長時間をともにしていればひとりでいるときも襲われにくくなる。現に、会社内や俺と仕事で一緒にいるときは襲われないだろう?」
会社内では襲われないという事実には、陽茉莉も経験上気付いていた。だからこそ、最近は夜遅くまで会社に居残っていたのだ。
相澤と一緒にいるときに襲われたことがないことも事実だ。
「でも──」
陽茉莉はすぐに返事することができず、口ごもる。
そもそも、恋人でもない未婚の男女が同居するということに抵抗があった。
「さっきも言ったが、このままだと恐らく新山はまた襲われる。襲われやすい体質、と言ったほうがいいのかな」
「で、同居の件だが、俺達には邪鬼を制圧する力や祓う力がある他、彼らから忌み嫌われる気配を発している。一緒にいれば新山を守ってやれるはずだし、長時間をともにしていればひとりでいるときも襲われにくくなる。現に、会社内や俺と仕事で一緒にいるときは襲われないだろう?」
会社内では襲われないという事実には、陽茉莉も経験上気付いていた。だからこそ、最近は夜遅くまで会社に居残っていたのだ。
相澤と一緒にいるときに襲われたことがないことも事実だ。
「でも──」
陽茉莉はすぐに返事することができず、口ごもる。
そもそも、恋人でもない未婚の男女が同居するということに抵抗があった。
「さっきも言ったが、このままだと恐らく新山はまた襲われる。襲われやすい体質、と言ったほうがいいのかな」