青い春を纏う
.


「小雪ちゃん、おはよう!」

「おはよ、詩音ちゃん」


高校生活2日目。朝から友達におはようコールを貰って、気分はルンルン。


「ねぇ!いきなりなんだけどさ」

「ん?」

「匠先生って、めっちゃかっこよくない?私、顔面どストライクなんだけど!!性格も良さそうだし、好きになっちゃうかも...!?」

「何言ってるのー、詩音ちゃん!」

「割と本気よ??」

「え〜?」


そんな話をしている最中、不意に隣の席に目を向けると、加賀くんがジッとこちらをみつめていた。


「何?加賀。なんか言いたいことでもあるの?」

「...別に」

「なんなのさー、思ってることあるなら言ってよ」

「...学校の先生好きになるとか、本当にあるのかなーって。絶対報われないのに」


詩音ちゃんが私と顔を向かい合わせて、目をパチクリとさせた。


「はぁ?報われないとか、わかんないじゃんそんなこと。好きになってくれるかもしれないじゃん」

「いや...もしそうなったとしても学校にバレたら大変だよ」

「あーもう、何!?
あんたいつもそうだよね!ノリ悪い!」

「小雪ちゃん!!」

「は、はい!?」


興奮気味の詩音ちゃんに突然名前を呼ばれて、驚いて少し声が裏返ってしまった。


「加賀はね!いつだって正論しか言わない、超超超真面目で、その場のノリがわからないやつなの!」

「なのに、それがかわいい〜とか言われて、女子にモテてやがんの!」


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