青い春を纏う
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「昨日は小雪ちゃんが不安にならないように言わなかったけど、加賀はほんとに空気読めないの!だから好きになっても後悔するよ!」

「なんなんだよ、俺の悪口ばっかりじゃん。だいたい俺だって少しは空気読んでるつもりだし」

「はぁー?どこがよ」

「ちょ、ストップ、ストーップ!詩音ちゃん、落ち着いて!」

「だってさぁ!加賀ってばいつもこう...」


《キーンコーンカーンコーン》


「あ、予鈴も鳴ったし、席戻ってプリントの用意しよ?」

「...わかった」


そう言って、詩音ちゃんは渋々自分の席に着いた。
まさか、詩音ちゃんと加賀くんがこんなに仲が悪かったなんて。


「小野さん、だっけ?」


加賀くんに話しかけられた。


「う、うん!」

「岡崎と仲良いの?」

「えっと、昨日仲良くなったんだ」

「そっか。...さっきはごめん。俺、たしかに岡崎が言うようにノリ悪くて空気読めないところあって...」

「もし、これから嫌な思いさせちゃったらごめんね。直すようにするからすぐ教えて」

「いやいや、そんな。私こそ迷惑かけちゃったらごめんね」

「いやいや。迷惑だなんて、そんなこと思わないよ」

「いやいや、そんなそんな」

「ははっ。なんか俺ら似てるね。あ、1年間、よろしく」

「よ、よろしく!」


《ガラガラッ》


丁度加賀くんとの会話が終わったところで先生が教室に入ってきた。


「おはようございまーす」


クラスの皆が、口々に挨拶を交わす。


それにしてもさっきの加賀くん、私にすごく気を使ってくれて、空気が読めないようには見えなかったけど...
それに、笑ったときの顔、すごく可愛かった。普段は大きな目を細めて、頬にはえくぼを作って、とっても魅力的な笑顔だった。


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