運命の一夜を越えて
「どうぞ」
「どうも」
私が車に乗り込むと渉は丁寧にドアを閉めてくれた。

車のフロントガラスから見える渉の姿をばれないように見る。

黒のパンツにオーバーサイズのグレーのダウンを着ている。
開いているダウンの中には真っ白なトレーナー。

初めて見るスーツ以外の格好も・・・かっこいい・・・

何か欠点を探そうとしているのに、まだ見つからない。

渉は車に乗る前にダウンを脱いで後部座席に置いた。
そしてそのまま後部座席から何かを取り出す。

「これ、プレゼント」そう言ってショップの袋を私に渡す。
「え?なに?」
突然のことに驚く私。
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