運命の一夜を越えて
「何か生活の中で気を付けることとか、ダメなことってある?」
もう一度首を横に振る私。

「わかった。」
それだけ聞いて渉はもう一度私を抱きしめた。

「話してくれてありがとう。」
黙って首を横に振る私。


「俺の気持ちは変わらない。変わるわけないだろ。病気だったからって、俺の気持ちは変わらないだろ。」
「・・・」
「俺のこと、ちゃんと考えてくれてるから言えなかったんだろ。言えなくて、苦しんでたんだろ?」

渉は・・・どこまでも優しい。

私が言葉にしなくても、私の気持ちをわかってくれる。
そして・・・優しさで包み込むような言葉をくれる・・・
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