運命の一夜を越えて
私は会議室に着くと一人で机やいすの配置を整えてから、飲み物の準備を始めた。
時間に少し余裕があり、資料の最終確認やサンプルを並べたり、椅子や机を拭いたりもした。

何かをして動いているほうが気が楽だ。

そろそろお湯が沸いただろうか。
会議室の支度がある程度終わってから給湯室で沸かしたお湯の確認へ向かった。

「あら?もう休憩終わったの?」
「はい。早めに終わったので準備しておきました。」
私に会議室の用意を指示した上司は驚いた顔をしながら「ありがとう」と会議室へ入って行った。

私は沸いていたお湯をポットにうつしてから、会議室へと運んだ。

するとそこにはすでにスーツ姿の男性が3人、席にすでに座っていた。

思ったよりも早く先方が見えたらしい。
今日の会議はクリスマスに向けて販売する商品に関する最終確認だった。

< 221 / 498 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop