運命の一夜を越えて
ゆっくりと体を起こして、何度か深呼吸をしてからベッドから立ち上がる。

ゆっくりと歩きリビングへ向かうとそこには元気に動き回る母がいる。

「おはよう、起きたの?」
「うん・・・」
季節は移り変わり、夏。

「今日も暑いわねー洗濯物が乾いていいけど。」
「・・・ん」
母に微笑みかけてから私はソファに移動した。

これだけで今の私は息切れしてしまう。

せっかく増えていた体重も、呼吸困難になった一件からうまく食べられず減ってしまった。
赤ちゃんの体重が順調に増えていることだけが救いだった。

「お薬飲まないと」
「・・・ん」
家の中は渉から厳しく言われていて、エアコンは最低限の強さでしかつけていない。
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