運命の一夜を越えて
その動きを見ていると、渉は離したほうの手で、光の目を覆うと私の唇に口づけた。

「・・・っ」
「不意打ち。元気出たか?」

いたずらに笑う渉に思わず私も笑ってしまう。

生きてる・・・



息をしている・・・



愛する人の隣で笑える・・・



『あ・い・し・て・る』
声は出なくても口でそう伝える。
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