運命の一夜を越えて
『あー貴重な彩の笑顔も見逃してる・・・悔しすぎだろ・・・』
どうしてこの人はなんでも自分の気持ちを言葉にして伝えてくるのだろう。
ありのままのまっすぐな言葉ほど、心にまっすぐ入ってくる。
私だって会いたい・・・
『・・・体調が治って、落ち着いたら絶対に会いたい』
「・・・」
『返事ないのって結構不安だな。俺、相当嫌われてる?』
「違っ!」
慌てて誤解を解こうとすると、電話の向こうから『よかった』と無邪気な声が聞こえて来た。
『名前、呼び捨てにするのにもまだ緊張してるんだけど、嫌だったりしない?』
「・・・別に・・・大丈夫です」
『よかった。じゃあ、俺のことも名前で呼んでな。』
「・・・」
『瀬川じゃなく、渉って呼ぶように。俺だけ名前なんてフェアじゃないし』
どうしてこの人はなんでも自分の気持ちを言葉にして伝えてくるのだろう。
ありのままのまっすぐな言葉ほど、心にまっすぐ入ってくる。
私だって会いたい・・・
『・・・体調が治って、落ち着いたら絶対に会いたい』
「・・・」
『返事ないのって結構不安だな。俺、相当嫌われてる?』
「違っ!」
慌てて誤解を解こうとすると、電話の向こうから『よかった』と無邪気な声が聞こえて来た。
『名前、呼び捨てにするのにもまだ緊張してるんだけど、嫌だったりしない?』
「・・・別に・・・大丈夫です」
『よかった。じゃあ、俺のことも名前で呼んでな。』
「・・・」
『瀬川じゃなく、渉って呼ぶように。俺だけ名前なんてフェアじゃないし』