最後の悪夢

もうすぐそこに自動販売機はあったけど、向こうがこちらに向かってきたので無視することはできず。

そして近寄って来たものの話すこともない凛上は、会話を探すように少し考える素振りを見せてから一言。



「楽しんでる?」



ポカンと固まってしまった。
私はふっと笑ってから、答えた。



「楽しめるわけないよ。もう休みたい」


私の返答に意外そうな顔をして、もう一度凛上が尋ねてきた。



「体育だからきつい?」

「体力面でも気力の面でもね」
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