最後の悪夢

彼のはいていたスリッパを見て、そこに書いてある名前を確認する。

小学校も違う、初めて見た苗字。誰? なんで、私のことを知っているんだろう。

色々パニックだった。

目線を上げると、彼と目が合った。肩幅、大きい。少し茶色のかかった短髪。告白なんて……でも、やっぱり、男の子、なんだなあ。



「あの。返事……また今度でいいですか? 少し、考えるので」

「はい」



その時はなんとなく、その場の空気に流されないために一度話を切った。
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