最後の悪夢
対照的に洗練されたモノホワイトの壁。ほんのり橙色の明かりが、ポツポツと天井から一定の間隔を置いて床を照らしている。
時刻は夜の八時前。
ラストオーダーはまだまだ先だしちょうどいい時間だろう。
プリントは部屋においてきたけど内容は覚えている。南棟一階のホワイト~みたいな場所だったはず。この階の一番下だ。
廊下をとぼとぼと歩く。
お風呂上がりだから服も部屋に用意されていた和服。モノトーンの模様の服に上から焦げ茶色の羽織もの。
こうしてみると一般客みたいだ。
誰もなにも知らないんだけれど。