最後の悪夢

『お前、ホントに、それ。……なにがあったんだよ』


凛上はやっとのことで絞り出すように、言う。大丈夫?なんて簡単に聞けないくらい、私はショックを受けていた。

シオンは思い出して、悔しがった。



『ゲームで負けたんだよ。あぁでも麻酔打ってくれたから、別にそこまで痛くはないんだけど』


鬼に捕まったのか。
ゲームを一人で受けた。そして、負けた……?


『麻酔? 鬼が?』

『そう。麻酔付きで腹を刺すのが負けたときのペナルティだった。回数はまあ、ゲームの内容でさ……色々あって』

『えげつないことする鬼もいるんだな。あんまりキツかったらおぶるよ』



凛上に手を引かれているとはいえ、ふらふらとした足取りで歩くことも辛そうだった。

そしてなにより、


『血……すごいよ、どうしよ。止めないと』



見ているだけでこちらの血の気が引きそうな、出血量。
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